突然、パソコンからデータが見えなくなったら困りますよね!
最初はパソコンの電源を入れ直せば何とかなるんじゃないか、なんて思ってたりするんですが
ああでもない、こうでもない、最終的にはルーターの電源を落としてみるなど、
時間が経つにつれて焦ってきます
しかもそれが皆で共有しているネットワークディスクが
赤いLED点滅を発見したらなおさらのことでしょう!
今回はネットワークディスク障害について修理を依頼された後の
対策経過を報告したいと思います
目次
1. エラーコードは赤色LEDの点滅でエラー内容が分かる
2. 分解開始!
3. データ取り出し復旧開始~
4. 電解コンデンサーの不良判明
5. 対策
赤色LEDの点滅でエラー内容が分かります
エラーコード
長1回
短6回
このE16はHDD関連のエラー
「内蔵ハードディスクが見つからない。弊社修理センターに修理をご依頼ください。」
HDDが動作していないけど
E15の「Diskエラー。弊社修理センターに修理をご依頼ください。」
ではない
Diskのエラーではないということはデータは破損していないか、HDDがピクリとも動かないか
イチかバチかのエラーですね
HDD不良の場合にはデータがなくなる確率が多いのですが
とりあえず分解してHDDを確認しなくてはこれ以上先に進むことが出来ません
自己責任を負えない場合には修理に出すしかありません、
がことは重大
何しろデータが無くなるかどうかの瀬戸際なんですから
このLS-500GLは分解が簡単なタイプ(前面のカバーが+ネジ一本で外れる)と
今回の底にある+ネジ2本でとめられているタイプの二種類があります
難しい方が分かれば簡単な方は説明の必要もないくらい
上の写真底にある+ネジ2本を外します
ここからどうにもカバーが外れない、無理やり開けるとツメが壊れます!
開ける方向はスライドではなく開くなんですね↓
これで側面のプラスチックカバーが無事外せました
ここで止めている+ネジ4本を外すが、どこかが引っかかってる感じ!
FANを止めているネジがこの筐体も止めているんですね↓
これでHDDがお目見え
ここまでくればHDDコネクターを外すだけです
あれー
HDD壊れてない
バッドトラックもないし、異常音リトライ音もなし、
ということでデータは100%復旧しました
Linuxフォーマットのためドライブとしては認識していませんが
Windowsパソコンからの見え方は↓
その後、HDDのSMART情報を見た結果↓
HDD正常なんですね
ということは
供給している電源+5V、+12Vのうち
+12Vが逝かれてます
その根本原因はコンデンサーの不良
電源部分の基板を上から見ると↓
一見何の異常も見られないのですが
この820μF電解コンデンサが不良と判明
電解コンデンサーの不良は、頭が膨れているので目で見てわかるのですが
今回は電解コンデンサー膨張なしのため発見できず
そして電源電圧も確認しなかったため対策がHDD不良に引っ張られました
25V820μFですが25V1000μFに交換しました
その容量を計ってみると144.4μF 通常電解コンデンサの容量誤差は20%許されるのですが
容量定格の17%しかありません
交換にて無事起動することができました
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