HDDメーカーであるWD社製のWindowsソフトウェアーツールには下記のようにいろいろあります
Software for Windows
中でもHDDのクローンツール「Acronis True Image WD Edition Software」はWD社製HDDが取り付けられたPCに対してのみ有効なソフトウェアーツールとしてHDDに添付されていることでも一般に良く知られています
ここでWD社製のHDD試験のためのソフトウェアーツール「Data Lifeguard Diagnostic for Windows」は他社メーカーでも使用可能なのでご紹介します
ダウンロードはこちらData Lifeguard Diagnostic for Windowsから
下記OSがサポートされていますので、現状はすべてのWindowsと言って良いでしょう
- Windows 10
- Windows 8 32/64-bit versions
- Windows 7 32/64-bit versions
- Windows Vista 32/64 bit versions
- Windows XP 32/64-bit versions
Windows 10のみ32/64-bit versionsの記載がないのか不明ですが試した結果全く問題ありません
ここで実際にWindows 10 64bitに「Data Lifeguard Diagnostic for Windows」をインストールして実際にツールを試してみました
ちなみに被試験対象のHDDは富士通製2.5inch IDE-80GBエラーのあるHDDです
詳しくはSMART情報を下記に表示します
SMARTで注意表示されている代替処理済みのセクター数、代替処理保留中セクター数、回復不可能セクター数
この数値でSMARTでは注意表示なのが不思議です
特に代替処理済みのセクター数の生の値:07CF00010001
はこんな数の代替処理は無理かと?
また、回復不可能セクター数の生の値:000000000002
セクタ読み書き時の訂正不可能なエラーがあればデータは信用できないと考えるのですが
SMARTでは注意で良いのか疑問ですね!
QUICK TESTの試験結果は結果表示をクリックすると下記が表示されます
Test Option: QUICK TEST
Model Number: FUJITSU MHV2080AT
Unit Serial Number: NS65T56272RL
Firmware Number: 00000096
Capacity: 80.03 GB
SMART Status: PASS
Test Result: FAIL
Test Error Code: 06-Quick Test on drive 2 did not complete!
Status code = 07 (Failed read test element),
Failure Checkpoint = 39 (Unknown Test) SMART self-test did not complete on drive 2!
Test Time: 10:47:58, July 14, 2017
SMART Status: PASSなのは?ですが
どうやら履歴情報はテストに関係なく あくまでもツールでの読み書きテストを実施した結果を表示するようです
またエラー情報は Status code = 07 (Failed read test element),
のみですがこれ以上詳しい故障内容が分かったところでHDDを直せるわけもないので仕方ありません
追記)
後になってWD社製ツール「Data Lifeguard Diagnostic for Windows 」に問題があるかと思い
他社SeaGate社製テストツール「SeaTools for Windows」を使って同じHDDを評価してみましたが
下記のようにショートテスト失敗と結果は同じでした